Twinmotion の初期の頃からのパワーユーザーであり、過去のチャレンジで2回トップ10に入っている Jesus Carbajal Paxi 氏が、ブレークダンスをする衝突試験用ダミーの見事なアニメーションで優勝を果たしました。
ワークフローを効率化するために、Jesus 氏は無料の 3ds Max スクリプト mass_exporter_v1_6 を使用しました。これにより、独立した各フレームをワンクリックでエクスポートできるようになりました。
マネキンがジャンプする30フレームを含む最初のシーンでは、最初のオブジェクトだけをオンにし、残りの29はオフにしました。2コマ目は、2つ目のオブジェクトをオンにして、他のオブジェクトをオフにしました。1秒のアニメーションを制作するのにこのプロセスをカメラが30個 になるまで繰り返しました。これは、Twinmotion が1秒間に30コマのアニメーションを出力するためです。
このアニメーションを完成させるために、Jesus 氏は他のシーンでも同じ作業を行い、合計で300以上のカメラを追加しました。
レンダリング
レンダリング時間が長くなる室内シーンに3Dモデルを使用する代わりに、Jesus 氏は室内 HDRI を選択しました。これにより、シーン全体をすべての側面からから照らすことができ、レンダリング時間が大幅に短縮されました。この方法は、完璧にモデリングされた環境を見せるのではなく、マネキンが独自の動きをするのを見せるという彼の意図に沿ったものでした。
今回の課題では、64のサンプルと4回のバウンスを使用し、レンダリング時間は約75分でした。 彼は、3D モデルの環境を使用するとカメラの使い方の自由度が高まる一方で、HDR は定義された尺度を使用するため、カメラの使用を制限して、背景が歪んだりずれたりすることを防ぐことができます。
この Jesus 氏のワークフローは、クリエイターが Twinmotion のリアルタイム技術を使ってアイデアを実現するための典型的な例と言えるでしょう。Twinmotion の長年のユーザーである Jesus 氏は、このツールを最初から簡単に習得することができました。彼は次のように述べています。「学習にかかかった時間は本当に短いものでした。インターフェイスを学び、Twinmotion の機能を理解するのに2週間ほどしかかかりませんでした」
「Twinmotion の最大の機能は、私のお気に入りでもあるパストレーサーレンダリング機能です。画像や映像の品質を大幅に向上させ、処理時間を大幅に短縮することができます。また、Quixel や Sketchfab との相互運用性により、ライブラリやサーフェス、その他のシーン構成要素を検索するのが簡単になり、時間を短縮できることも気に入っています」
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