Twinmotion 2023.2 がリリースされました!

Twinmotion 2023.2 の製品版がリリースされました。Lumen ダイナミック GI および反射、早期アクセスからのアニメーション ファイルのインポートのサポート、Adobe Substance 3D マテリアルのサポートなどが追加されています。


Twinmotion 2023.2 の製品版および教育版がリリースされました。また、すでに 2023.2 のプレビュー リリースでご利用いただいている無償のコミュニティ版もご利用いただけます。このリリースの主な新機能をご紹介します。また、Twinmotion サポート コミュニティについてのニュースもお知らせします。ぜひご期待ください。

Lumen によるリアルタイム GI

このリリースで最も要望の多かった新機能は、Lumen です。Lumen は、Unreal Engine 5 の画期的なダイナミック グローバル イルミネーションおよび反射システムです。Lumen を使用すると、直接ライティングやジオメトリの変化 (時間帯による太陽の高度の変化や屋外につながるドアの開閉など) に合わせて、間接ライティングを即座に適応させることができます。これにより、リアルタイム アプリケーションでよりリアルな表現が可能になり、短時間でパストレースに迫る品質の美しい静止画や動画をレンダリングできるようになります。
Epic Games は、Lumen が UE5 で発表されて以来、皆さんがこの機能のリリースを待ち望んでいたことを知っています。このリリースで Lumen をご提供できることを大変嬉しく思います。

アニメートされたファイルのインポート (早期アクセス)

要望の多いもう 1 つの機能は、アニメートされた FBX ファイル、glTF ファイル、および GLB ファイルをインポートし、さらに詳細でカスタマイズされた、リアルなエクスペリエンスを創出できる機能です。Twinmotion 2023.2 では、早期アクセスが提供されており、ワークフローのテストやフィードバックの送信を開始できます。この機能により、独自のアニメーションを使用したり、Sketchfab のアニメーション ファイルを活用したりすることができます。(なお、皆さんに喜んでいただけると思いますが、Sketchfab アセットのインポート時に階層を維持するオプションが追加されました!)
今のところ、スタティックメッシュとスケルタルメッシュの両方を取り込むことと、一度だけ再生するかループ再生させるかを選択できます。また、再生開始を遅らせたり、インとアウトのポイントをトリミングしたりすることもできます。複数のアニメーションがあるスケルタル オブジェクトでは、再生するアニメーションを選択することもできます。まだ多くの制限事項があるため (このため早期アクセスで提供)、今後のリリースでこの機能の開発と改良を続けていきます。

Adobe Substance 3D マテリアルのサポート

次に、Twinmotion 2023.2 が提供する新機能では、Adobe Substance 3D パラメトリック マテリアルを、SBSAR のファイル形式でインポートし、Twinmotion ライブラリに格納することができるようになりました。これらには、Substance Designer で独自に作成したマテリアルを使用することも、この形式で利用できる多数のマテリアル ライブラリのものを利用することもできます。

公開されたすべてのパラメータは Twinmotion の [Properties (プロパティ)] パネルで編集できます。たとえば、ステッチング カラーとメイン カラーを個別に変更したり、ステッチの長さを調整したりすることができます。微調整を実行すると、テクスチャがすぐに生成されます。

Automotive White Studio テンプレート

自動車ビジュアライゼーションでの Twinmotion の利用が広がっています。あなたもユーザーの 1 人であるなら、新しい「White Studio」テンプレートを使ってみてください。プロジェクトを迅速に開始することができます。その他のテンプレートと同様に、多数の事前定義されたショットが含まれているため、モデルでストック アセットを置き換えるだけで作業準備が完了します。

このテンプレートは、2023.1.2 で導入された新しいホーム パネルにあります。ホーム パネルを使用すると、作業中のシーンを簡単に見つけて開いたり、テンプレートから新しいシーンを作成したり、Twinmotion に関する最新ニュースやプロジェクトの情報を受け取ったり、デモ シーンを含む、学習リソースやチュートリアルにアクセスしたりすることができます。

強化されたシーンのオーサリング

このリリースでは、シーンのオーサリングをより迅速かつ容易にする、誰もが喜ぶ 2 つの新機能を提供しています。

まず、Sketchfab、Quixel、ユーザー ライブラリ、およびほとんどの Twinmotion ライブラリ アセットを含むはるかに多くのタイプのアセットをペイントして散布できるようになり、驚くほど迅速にシーンをレベルアップできるようになりました。これまで、この機能は Twinmotion ライブラリの植生セクションのみに限定されていました。
また、最終メディアのカメラ フレームにないライトやシャドウをキャストするオブジェクトの配置に苦戦しており、[Media (メディア)] タブのサムネイルとビューポートとの間を行ったり来たりしていた方は、2 つ目のライブ ビュー内のシーンを編集しながら利用できる、メディアのカメラ ビューをプレビューする新機能も気に入っていただけると思います。

その他多数の改善や機能強化

また、新たにローカル露出もサポートされています。ローカル露出は、目がさまざまなライティング条件に反応する方法を模倣することで、シャドウやハイライトのディテールを保持します。この機能は、同じビューに暗い室内と明るい屋外の両方が含まれるシーンなど、難度の高いハイダイナミック レンジのシーンで特に役立ちます。
ローカル露出オフ (左) とオン (右)
また、既存機能の強化には、水マテリアルのパストレースを行った透明度、さらにリアルな雨や雪のシーン向けの改良された天候パーティクル、より迅速なレンダリングを実現するために最適化されたクリアなガラス マテリアルなどがあります。
そして最後になりましたが、重要な点として、Twinmotion Cloud にアップロードされたパノラマ セットに対する新しい WebVR のサポートにより、ステークホルダーは世界中のどこにいても、テザリング VR ヘッドセットまたはテザリング非対応の VR ヘッドセットからパノラマ セットを起動し、没入感溢れる環境で操作を行うことができるようになっています。
Twinmotion 2023.2 の改善点の詳細については、リリース ノートの全文をご覧ください。

今日から始めましょう!

過去 12 か月以内に Twinmotion を購入されている場合は、Epic Games Launcher から無料のアップグレードとして Twinmotion 2023.2製品版をダウンロードできます。1 年以上前の商用ライセンスを購入されている場合、以前のリリースから Twinmotion 2023.2 へは 199 米ドル* でアップグレードできます。この場合も、価格には 1 年間のすべてのアップデートとアップグレードが含まれます。購入時期を覚えていない方は、Epic Games アカウントにログインし、ライセンス ページで、対象となっている内容をご確認いただけます。

まだ利用を開始していない場合は、ライセンス オプションをご確認ください。このライセンスには、非商用利用向けの無料のコミュニティ版が含まれており、新機能をお試しいただけます。

このリリースがお役に立てば幸いです。

*価格は地域によって異なり、税が適用される場合があります。

Twinmotion サポート コミュニティのニュース

Epic Developer Community (EDC) は、Epic エコシステムのあらゆるツールの新しいハブです。このハブには、Unreal Engine、Unreal Editor for Fortnite (UEFN)、MetaHuman、Capturing Reality が含まれており、Twinmotion のサポート コミュニティも徐々にこのハブに移行される予定です。ここではすでに、最新の Twinmotion の学習ツールが提供されています。知識を得たり、仲間から学んだりするのに最適な場所です。

今回のリリースによって、新たな Twinmotion コミュニティのディスカッションは EDC に移行されます。EDC からは、不具合を報告したり、ライセンス/インストールの問題を報告したり、返金の依頼を行ったりする必要が生じた場合にサポートに問い合わせるためのフォームにもアクセスできます。本日以降、Twinmotion のヘルプ サイトに投稿されるすべてのディスカッションは、EDC の各トピックのページにリダイレクトされます。

Twinmotion のヘルプ サイトは2023年末日までご利用いただけますが、2023年末日には読み取り専用の状態に移行します。その日から 2 週間は保持したいコンテンツのコピーや保存を行うことができますが、2 週間後にサイトはアーカイブされます。
Epic Developer Community でみなさんにお会いできることを楽しみにしています。