Twinmotion 2022.1 がリリースされました!

Twinmotion 2022.1 がリリースされました。建築、建設、都市計画、ランドスケープデザインの素晴らしいビジュアライゼーションとイマーシブな体験の作成と共有がさらに簡単になる新しい機能の数々が搭載されています。

新機能をチェックして今すぐダウンロードしましょう!

このリリースには、新しいパストレーサー、HDRIスカイドーム、CAD や BIM パッケージとのマルチ同期接続機能、すべてのユーザーを対象にした Twinmotion Cloud 早期アクセスなど、多数の新機能が含まれています。以下に主要な新機能をご紹介します。

ゴージャスな最終ピクセル画像

Twinmotion のリアルタイムレンダリングを気に入ってはいるものの、オフラインレンダリングの品質も手に入れたいと思っていませんか?それがついに可能になりました! パストレーサーは新しい DXR アクセラレーション* を備え、物理的に正確なプログレッシブ レンダリング モードをビューポートで一回ボタンを押すだけで簡単に有効にすることができます。これにより、妥協のないグローバルイルミネーションや物理的に正確な屈折、スーパーサンプリング アンチエイリアシングなど多くの特長を含むゴージャスな最終ピクセル静止画やパノラマを Twinmotion からほんのわずかな時間で出力することができます。時間に余裕のある場合は、パストレースされたビデオを作成することも可能です。

さらにリアルな空には新しい HDRI スカイドームがあります。パストレーサーと併用することで、テクスチャはシーンのライティングにも影響を与えます。Twinmotion に新たに追加されたスカイ ライブラリ (正確には 285 種類、各 2K、4K、8K の解像度で利用可能) から選択するか、独自のカスタム HDRI テクスチャを使用することもできます。
また、パストレーサーによって正確なライティングとシャドウを伴う 正投影の上面図 をレンダリングすることが可能になりました。建築プロジェクトで一般的に求められるこの要件は、ステークホルダーが空間の使い方を理解するのに役立ちます。 

* パストレーサーを使用するには、DirectX 12 とDXR リアルタイム レイトレーシングに対応した GPU が必要になります。詳しい要件については こちらの記事をご確認ください。

新規、および改善されたアセット

数多くある Twinmotion の強みのひとつは、高品質でドラッグアンドドロップで配置できるアセットの膨大なライブラリです。そしてこのライブラリは継続的に拡充しています。パッケージサイズを管理しやすくするために新しいアセットはクラウド上に保存され必要な時にダウンロードできるようになっています。これはまた、新バージョンがリリースされるまでに新しいアセットが追加されることも意味していますので、アップデートには注意していてください。今回のリリースでは、約 150 種類の新しいインテリアとエクステリア家具アセットが追加されており、適切にカテゴリに分類されています。

さらに、Quixel Megascans から2つのカテゴリが追加されました。2000を超える新しいデカール、それぞれが複数のバリエーションを持つ 200種類以上の新しい  3D 植物が Twinmotion に追加されました。各 3D 植物セットの中から使用するバリエーションを選択することができます。 
デカールについては、標準デカールと新しい Quixel の Decals ライブラリの両方で、カスタムの反射、グロー、バンプ、金属的質感のテクスチャを使用できるようになりました。また、一部の標準デカールの品質も向上しています。ただし、注意点があります。現在、デカールはパストレーサーではサポートされていません。これについては将来のリリースで対処することを検討しています。

Twinmotion Cloud の改善

Twinmotion Cloud を使用すれば、プレゼンテーションやパノラマを簡単なウェブ URL を介してあらゆるデスクトップやラップトップ、そして今や iOS や Android タブレット、スマートフォンで共有できるため、高性能なワークステーションを準備したり大きな実行ファイルをダウンロードする負担から解放されます。これまでは早期アクセスとして完全な商用ライセンスを持つユーザーのみが利用できましたが、今回、教育版や無料体験版のユーザーも含めたすべての Twinmotion ユーザーがこのプログラムを利用できるようになりました。
さらに、Twinmotion Cloud には今回のリリースで素晴らしい新機能が追加されました。パノラマセットは Twinmotion からエクスポートし、Twinmotion Cloud を介して共有できる新しいコンテンツタイプです。パノラマは相互にリンクしているため、パノラマ間を移動することができます。この機能により、完全にナビゲート可能なシーンではなく、レビュー用に特定の視点を選別することができます。また、コンテンツは低スペックのデバイスでも高画質で見ることができるため、強力/安定したインターネット接続に依存しません。このサンプルをご覧ください!

プレゼンテーションの共有もより簡単になりました。これまで使用していた専用のメールフォームに代わり、リンク(および任意のパスワード)を既存の通信手段にコピーするだけで共有できるようになりました。プレゼンテーションのアップデートにも対応し、リンクから常に最新バージョンにアクセスすることができます。

データインポートの強化

Twinmotionで作業をするとき、そこで使用される主要データの準備は通常他のパッケージで始まります。そのため、データインポート プロセスを可能な限りシームレスにすることは私たちの継続的な目標です。

今回のリリースでは Datasmith エクスポーター プラグインは、複数の CAD や BIM ツールから同じ Twinmotion シーンに同時にファイルを同期することが可能になりました。例えば、Rhinoで作成したランドスケープと Revit でデザインした建物がある場合、この機能を使用すれば、ひとつにまとめられたレンダリング結果を Twinmotion で視覚化しながら、それぞれのソースパッケージで編集を続けることができます。

また、レーザースキャンされた点群を読み込んで表示する機能も追加され、既存の風景や構造物の中でプロジェクトを表示できるようになりました。 Leica や Trimble  などのスキャナーを使用した建築や産業用アプリケーションで通常取得される一般的な LiDAR 形式にも対応しています。
最後に、インポートしたマテリアルを自動的に Twinmotion のマテリアルに置き換えて、より高品質な結果を得ることができるマテリアル置換表の機能を追加しました。これにはCSV形式のテキストファイルを使用しており、Datasmith がデザイン アプリケーションからデータをインポートまたは再インポートするたびに実行される置換ルールを定義することができます。

さらに...

人間工学に基づいて設計された入力デバイス  3Dconnexion 製品のファンの皆さんに朗報です。SpaceMouse、SpaceMouse Pro、SpaceMouse Enterprise のサポートが追加されました。これにより、スムーズで効率的な3Dナビゲーション、プログラム可能なボタンによる頻繁に使用するコマンドへのアクセス、そして Unreal Engine を含む異なる 3D アプリケーション間のシームレスな切り替えが可能になります。 

オブジェクトのピボット編集ローカル スペースでアクションを実行する新しい機能により、選択した入力デバイスに関わらず、オブジェクトの変換、回転、縮尺をきめ細かくコントロールすることが可能になりました。

Twinmotion の全画面表示では視界の妨げになるインターフェース要素がなくなり、よりイマーシブな環境になりました。そして、このモードでオブジェクトの変換、コピー、貼り付け、削除など、さまざまな編集操作が可能になりました。
地面を覆う雪のマテリアルをよりリアルに作り直し、外観マスクを改善することで雪が積もっている部分と積もっていない部分の遷移をより美しく表現できるようになりました。
さらに、描画品質パネルのデザインを一新し、セットの切り替えや現在の設定内容の把握が容易になりました。また、VR アプリケーションモードの設定用に独立したタブを設けました。このタブには、必要なフレームレートを確実に達成するための VR ダイナミック品質オプションが含まれており、VR 酔いの可能性を排除するのに役立ちます。 

Twinmotion 2022.1 のすべての改善点についての詳細はリリースノートをご確認ください。 

今すぐ始めましょう!

既存ユーザーの方は Epic Games Launcher から Twinmotion 2022.1 をダウンロードしてください。Twinmotion が初めての方は、下記にてライセンスオプションをご確認ください。非商用目的の利用の場合は使用期間に制限のない無料体験版がご利用いただけます。

この新リリースをお楽しみください!